そう言われ、キラは素直に従った。
いや、素直に…とは語弊がある。従うより他にないのだ。
銃を突きつけられていては。
「へぇ…ほっそい身体。女みてぇだな」
「がっつくなよディアッカ、ゆっくり嬲るんだ」
「わかってるって、お前こそ抜け駆けすんなよイザーク」
銃を持っているほうがディアッカ。
キラに命令を下したのがイザークというらしい。
「さぁて…どうするかな」
イザークが値踏みするように、キラの裸体を見る。
どこから苛めてやろうか。
目が、そう語っている。
キラは羞恥を越えた恐怖に、瞳を閉じた。
何をされるのか、大体の想像はつくが…
もう、何も考えないようにした。
「んっ……!」
急に乳首に刺激を感じ、恐る恐る目を開けると、
ディアッカが銃口で乳首を押しつぶして遊んでいた。
「立ってるな、ここ好きなのか?」
「ち、違う…っ」
「ふぅん…まぁ、嫌いでも好きでもどっちでもいいけどな」
ディアッカはくつくつ笑いながら、キラの乳首をぐりぐりと虐める。
「痛っ…ぁ……」
「あ、聞いたかイザーク、こいつイイ声出すぜ」
ディアッカの言葉に、イザークも静かに笑う。
「そうだな…イイ声だ」
そうしてイザークは次の命令を下す。
「下も、脱げ」
「えっ…下…」
「早くしろ」
キラはスポーツパンツのゴムを両手に握った。
銃口は、まだキラの胸にある。
逆らうことはできない。
キラは意を決し、パンツを下ろした。
ぷるんっと、男の子が飛び出してくる。
「さすがはザフトの薬、よく効いている」
イザークは元気なキラの下を確認し、感嘆した。
先ほどキラが無理やり飲まされた薬は、やはり淫媚薬の類であったらしい。
望まない熱を感じてはいたが、
まさかこれほど簡単に自分の身体が変化してしまうなんて…。
「貞淑なふりして…しっかり勅たせるあたり、アスランの好みそうな感じだな」
イザークのその言葉に、ディアッカが眉をしかめる。
「ひゃっ…!」
そしてディアッカは、乱暴にキラの身体を押し倒した。
「ディアッカ、急ぐなと言っただろう」
「オレはヤりたいようにヤる。お前は大好きなアスランのことでも考えてな」
冷たくそう言い放つと、ディアッカはキラの下肢に手を忍ばせる。
(大好きな…アスラン?)
キラはディアッカの言葉を反芻した。
(このイザークっていう人…アスランのことが好きなの?)
「いやっ…い、痛っ…痛いっ」
与えられるのは、愛撫とは程遠いもの。
ただ性帯感を悪戯に刺激されるだけの…拷問。
「そうそう、そうやってイイ声だしてな」
しかし、キラの身体は男が喜ぶような嬌声を発する。
キラの意思とは違うところで、気持ちよくなっているというのか。
ディアッカは嬉しそうに、キラの大事な部分を乱暴した。
「やめろ、ディアッカ。つまらん嫉妬はよせ」
ディアッカの言った、大好きなアスラン云々の言葉に、イザークは溜息を交える。
「お前が言うか?イザーク。お前だって嫉妬してるくせに、このぼうやに」
「ばか言え」
イザークはキラの髪を掴み上げる。
「いたっ…」
「アスランがこいつを大事に思っているのが、気に入らないだけだ」
イザークは、キラの顔を忌々しく見下ろした。
「それを嫉妬っつーんだよ」
うつ伏せにされ、キラは秘められた入り口に銃を宛がわれた。
「ひっ…」
冷たい銃口に、身体が竦む。
「待て、ディアッカ。そのまま入れるつもりか」
「は?」
「いいものがある」
と、イザークはポケットからチューブを取り出す。
そのパッケージを見て、ディアッカは「あぁ」と納得した。
「それも、ザフトの薬か?」
「さぁな。知り合いの研究者から貰ったものだ。…さっきの薬もな」
イザークは軟膏を手に取ると、キラの唇に塗りつけてきた。
「んっ…や……なに…んんっ…」
「痺れてくるだろう。人間、一番最初に性感を感じるのは唇らしいからな」
苦い味が、唇から染み込んでくる。
それと同時に、まるで麻酔をかけられたように唇の感覚がなくなっていく。
「ほら」
イザークはキラを挟んだ向かいのディアッカに、チューブを手渡した。
ディアッカは無言で頷き、軟膏を銃口に塗り、再びキラの秘所に宛がった。
そして、躊躇なく挿入する。
「いっ…あぁっ……!」
キラは自分の身体が開かれる感覚に身悶える。
無機質な冷たい銃口は、キラの身体の熱を奪い…
しかし、次の瞬間には身体が熱くなった。
「…やっ!…そこ…だめっ……」
自分の嫌でも感じる場所が、銃口によって引っ掻かれる。
「そうか…ここか」
ぐりぐりと、ポイントを探り当てた銃は執拗にキラを追い立てる。
「あっ…あっ…いやぁっ…」
ぼろぼろと涙を零すキラの顔に、イザークは冷笑を浮かべた。
キラの涙は熱く、頬は染まり、瞳は朧にイザークを見上げている。
「ふ…もういいだろう。随分感じているようだ」
「そうだな」
ずるりと、銃が引き抜かれる。
「あぁっ…」
「寂しそうな声だすなぁ。心配しなくても、もっといいもの挿れてやるよ」
ディアッカが前を寛げる音に、キラは振り向き、青ざめた。
「い…いや…おねがい……やめ…」
男の凶器のようなものを見せ付けられ、キラは涙も引く。
「おねがい…それだけはっ…」
ディアッカがいまにも、キラに攻め入ろうとしている。
おかしな薬で、キラの秘所はひくひくと疼いているが、
見知らぬ男に犯されるくらいなら、このまま悶え死んだほうがましだ。
「それだけ…? まったく、なんのためにお前をここまで連れてきたと思っているんだ」
まるで喜劇でも見るように、ディアッカは笑う。
そして、当然のように。
ディアッカは自らを突き刺した。
「いやぁっ…!ぁうっ…」
今まで、アスラン以外には決して許したことのなかった場所が、強引に侵されていく。
「助けて…っ…助け……アスランっ……ぁあっ…!」
痺れる唇は、必死に恋人を呼ぶ。
男を締め付け、追い出そうと力を入れようとしても、
それはディアッカに快感を与えるだけに終わる。
嫌悪感に吐き気がする。
こんな男と、繋がっているなんて。
(アスランっ…ごめん……っ)
キラは助けを求めると同時に、アスランのために涙を流した。
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