■6日目■ 《3》






「あ…ぃや……」
 僕は殆ど無意識に、「いや」と言ってしまう。  けれど、それが本意ではないことは、アスランは良くわかっていて、
 それどころか、あんな自慰行為を見られたあとでは…。
「いやじゃないでしょ、キラ…」
 アスランはそう言いながら、また僕の臀部に舌を這わせる。
「あぁぁ……」
 自然、声が震えてしまう。
 暖かいアスランが、僕の秘所をいたわるように舐めるのが、
 気持ち悪いというか、気持ちイイというか、 どういえばいいのか…わからないけど。

 なんだか、懐かしい。
 たった1週間離れていただけなのに。

「キラのここ、血が出てる…あんなもの挿れるからだよ」
「も…しないから……言わないでよっ…」
「ほんと?」
 ちゅっと、襞を吸われる。
「あぅんっ…!」
「キラは、我慢がきかないからな…」
 そう言って、すでにばくばく脈打っていた僕の前を握ってきた。
 くりくりっと先を弄られると、目の前がスパークして、
 腰が…揺れてしまう。
「ほら、もうぐしょぐしょだよ。…これじゃ、もう旅行になんか行けないな」
 前を弄られて緩んだ僕の穴に、舌が入り込んでくる。
「あっ…」
 ぴちゅぴちゅ…なんて、いやらしい音をわざとたてて、

 恥ずかしい…
 でも、
 もっと深いとこに、欲しい…

「アスラン…っ……も…」
「ん?…もう欲しいのかい?ほんとに…」
 アスランは僕から離れて、すばやく僕をあお向けに押し倒した。
「我慢がきかないんだから…」

 見上げると、アスランの顔。
 あ…そういえば、今まで恥ずかしくて、アスランの顔見てなかった。
 1週間で、何が変わったわけでもないけど…やっぱり懐かしい。

「なに笑ってるのキラ、そんなに嬉しい?」
「えっ…////」
 どうやら、無意識に笑ってしまったよう。
 は、恥ずかしいなぁ…なんで笑っちゃうんだろう、僕。
「おまたせ、すぐ挿れてあげるからね…」
 アスランは微笑んで、身体を密着させてきた。
 そして…

「あぁっ…!」

 僕の中に、入ってきた。

「キラ…気持ちイイ?」
「あんっ…もっとぉ……」
 霞む意識で、必死にアスランをかき抱く。
 アスランは僕の眦にキスを落として、さらに深く身体を繋げた。

 あぁ…これだ。
 アスラン…君を待ってた…

「キラ…ごめんね、もうおまえを置いていったりしないよ」
「ほんと…っ?」
 僕の問いに答えるように、アスランは弾みをつけて突き上げる。
「あぅっ…」
「ほんと。…やくそくする」
 腰を打ち付け、アスランは誓ってくれた。
「たとえ、どこかに行くことになっても…その時はおまえも一緒だ…」
「あぁっ…アスランっ……」
 快感の渦の中、
 僕は…
「アスランっ…もう、僕を……置いてかないで…っ」
 身体の繋がりを感じながら、アスランに懇願した。
「あぁ…ずっと、そばにいる…」
「…あっ…あっ…、あっ…!」

 甘ぁいキスとともに、
 僕たちは、誓い合った。





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終わりました。
えぇ、終わりました。
たとえオチがなくても。(笑)
実は、これから離れてしまう二人には、こんな約束があったんですねぇ。(自分で言ってるよ)
はぁ…(遠い目) 





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