■朝の続き■



 腕の中のキラは、昨夜の僕の所為で、色っぽく艶を放っていた。
 驚きか、怖さか、大きく開かれたキラの瞳が揺れる。

「綺麗…キラ」

 起きぬけの朝日が、カーテンの間から差し込む。その光に晒されたキラの身体は、白く眩しい。
 そこに、美味しそうに立ち上がった小さな突起に、僕は魅かれるように口付けた。

「んっ……」

 キラは、好きそうに喉を鳴らす。
 昨夜、散々僕に嬲られた所為で、身体が敏感になっているのだろうか。
 脇腹を撫で上げると、おもしろいくらいにキラは震えた。

「ぁ…アスラン、やだっ……」

 キラは感覚に耐えかねて、僕を押しのけようとするが、大した力ではない。
 それどころか、僕がゆったりとチェリーを舐め回すと、押しのけようとしていた手は僕にしがみ付いてきた。

「ひっ……あん…っ……」

 片手で優しく摘み上げ、もう片方は下で愛撫する。
 苦しんでいるような顔と、泣いているような声を曝して、キラは僕の背に爪を立てた。

「っつ……」

 傷つくくらいに、強く僕にしがみ付くキラ。
 その爪は痛いけれど、それがキラの感じている証拠なら、僕は行為を続けた。

「あんっ……!」

 すでに半立ち状態のキラ自身を撫で上げると、キラが大きな声を上げる。
 鼻にかかったような色っぽい啼き声に、僕は下半身が硬くなるのを感じた。

「あっ……あぁ…―――ぁっ…」

 まるで、僕の指に呼応するように、キラは啼く。

「気持ちいい?キラ」

 僕は一度、キラの顔を正面から見つめ、尋ねた。
 キラは目を閉じたまま、無言で首を縦に振る。
 本当に、気持ち良さそう。
 キラの艶っぽい顔は、それだけでイってしまいそうだ。
 時間がないから、キラのを飲んであげるだけにしようと思っていたけれど、
 もう、我慢できない。

「えっ…あっ……!なに?アスラン…っ」

 突然入ってきた僕の指を、キラはぎゅっと締め付ける。
 だが僕は、さらに中指を奥へうずめた。

「あぁっ…!」

 キラが辛そうに顔を歪める。

「やめっ…なんで、そんなとこっ…!いや……」

 必死に首を横に振って、イヤイヤをするキラの汗ばむ額に、僕はそっと口付けた。
 そして、下にずらして薄く浮かんだ涙を舐め取り、唇には熱いキスをあげた。

「っ……」

 唇を離すと、キラの名残惜しそうな舌がのぞいた。

「気持ちよくない?」

 わざと、悲しそうな顔で尋ねてやる。
 キラは案の上、戸惑った様子で、

「…だって……やだ……」

 と小さくつぶやいた。

「キラは、知らないの?Hって、ここでするんだよ」

 そう言って、キラの中にうずめた指を動かすと、キラは小さく悲鳴を上げる。

「いやだっ…いつもの、で…いいじゃないっ……」

 いつもの。キラが言いたいのは『ぬきっこ』の事だろう。
 けれどもう、僕はそんなもので満足できない。

「だめだよ、キラ。僕はおまえと一つになりたいんだ」
「いっ…あぁ……っ!」

 言葉と同時に、指を2本に増やすと、キラは大きく仰け反った。

「や……アスランっ…やめて…ッ……!」
「キラ、いいから…絶対気持ちいいよ」
「はぁんっ…」

 さらに指を増やして、中をかき回すと、
 とうとうキラの目から、ぼろぼろ涙が溢れた。

「キラ…」
「もう……抜いてよ…おねがい…」

 もしかしたら僕は、まだアルコールが残っていたのかもしれない。
 「抜いて」の意味を、自分の都合のいいように解釈し、
 キラの愛液の絡みついた指を一気に引き抜いて、自分自身をそこにあてがった。

「…っ!アスラン…っ!?」

 僕の熱さに気づいたのか、キラは信じられないといった風で僕を見つめる。
 けれど、そんな顔をしたって、僕にはもう、歯止めなんて利かない。

「あぁぁっ!…」

 先を呑み込んで、キラの身体はまた仰け反った。
 そのまま、ずぶずぶと埋め込んでいくと、キラの内壁が僕をキュウっと締め付けた。
 痛いくらいに。
 けれど、その締め付けはビクビク脈打って、僕をさらに奥へと誘うようにざわめく。
 その鼓動が、強烈な快感を僕に与えた。

「はぁ…」

 僕はしばらく、その快感に酔い痴れた。
 これが…キラの中。
 まるで、僕に快感を与えるためだけに作られたようだ。
 そうか…。
 こんな器を身の内に隠しているから、おまえはそんなに僕を惹き付けるんだね。

「あぅんっ…アスランっ……あ…」

 僕のリズムに合わせるように、キラは声を上げる。
 キラの華奢な身体は、僕に突き上げられ、激しく揺れる。

「やっ…は……あ…っ…あぁ……っっ!!」

 ふいに、キラが一際大きな声を上げ、
 僕の腹に、自らを放った。
 その瞬間、キラに強く締め付けられ、

「くっ…ぁ……」

 僕も、キラの中で弾けた。



「あ…」

 はっと気がついた。
 気持ち良すぎて、気絶してしまったらしい。
 キラの胸の上で、目が覚めた。

「…しまった!学校…っ」

 起き上がると、べたーっとキラの精液が糸を引いた。
 腹にしとどに撒かれた白い液体は、まるで僕とキラを繋ごうとしているようだ。
 なんて、考えてる場合じゃない!

「8時半…っ!やばい!」

 時計は、8:34を指していた。
 あと6分で遅刻扱い。9:00には校門が閉まってしまう。

「キラっ!起きて!………ぁ」

 僕は今さら、自分がまだキラに咥えられたままな事に気づいて、ゆっくりと引き抜いた。
 とたん、どろっとキラの中から液体が漏れ出た。

「ん…んぅ……」

 キラは意識を取り戻し、虚ろな瞳で僕を見上げた。

「…アスラン……?」
「キラ、とりあえずバスルームに行こう。さっとシャワーだけでも浴びないと、これじゃあ…」
「え…?」

 キラはしばらく寝ぼけていたが、
 やがて状況を理解したのか、さぁっと顔を青ざめた。

「どっ…どうしてあんなことしたの!?しかも、朝にっ」
「ごめん!とにかく急ごう。このベタベタ、なんとかしないと…」
「もぉ、ぜぇーーーーーーーったい、あんなこと許さないからねっ!」

 フラフラするキラを抱えて、僕はバスルームに足を急がせた。


                                          おわり



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妄想の産物です。
全然ガンダムっぽいことが出てきません。(笑)
退散します〜 
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