おふろ ついに!冴ちゃん(←ホワイトのことね)登場です♪しかし、まだテトムちんは出てこない…
ガオズロックの少し奥まったところに、なぜか、温水の湧き出る泉がある。
その温水というのが、体温より少し高いくらいという適温で、俺たちはその泉を風呂代わりに利用している。
その泉の別名は、風呂。そのまんまだ。
「あー、気持ち良かった」
ホワイトが、バスタオルで髪の毛を拭きながら、共同スペースである聖なる泉の前にやってきた。
「長いっ」
ブルーは、ホワイトを見るやいなや、こう言った。
「ごめんね。私、髪洗うの時間かかるんだ」
「…しょーがないな。ブラック!」
ブルーに呼ばれて、すぐにブラックが調理場から出てくる。
「なに?…あ、ホワイトあがったんだ」
「そぉだよ。ほら、一緒に入ろ」
ブルーはブラックの手を引いて、風呂に向かっていった。
「あいかわらず、仲いいねー」
走は、へらっと笑ってそんな彼らを見送った。
「ねぇイエロー、ブルーとブラックって、おれが来る前からあんな感じだったの?」
聞かれて、俺は呼んでた哲学書から目をはずす。
「えっ…あぁ、そーだな。ただ、最近はひどく見せつけるようになった」
「ふーん」
「ほんっと。ラブラブしてくれて…見てられないっ」
ホワイトが、俺と走の会話に介入してくる。
「これって陰口になるのかもしれないけど、けっこうイライラ溜まってるのよねっ。あの二人見てて!」
「イライラする?おれは微笑ましいと思うけど…」
「れ…レッドって、いい人すぎるよ…」
ホワイトはペースを崩されて、表情が止まる。
「あーあ…私の白馬の王子さまは、いつ迎えにきてくれるのかなー」
そんなことを言いながら、ホワイトは冷蔵庫の方へ向かった。
白馬の王子ってなぁ…今時そんなこと言うの、ホワイトくらいだよな。
「おれは、うらやしくなるよ。ときどき」
走が、俺のとなりに腰掛ける。
「ブルー達がか?」
「うん」
「いちゃいちゃしてーのか?」
こんな風に…と、呟きながら、俺は軽くキスしてやる。
どんっ
しかし、すぐに突き放された。
「が…じゃない、イエローっ!!」
一瞬、俺の本名を口走るほど、走は動揺する。
「んなに怒ることねーだろ」
「こんなところで……もぉ!」
走は身の危険を感じたのか、たたたーっと調理場の方へ逃げていった。
俺は再び、哲学書に目を移す。
しばらくして、走が俺のもとへ戻ってきた。
見上げると、走はなぜか気まずそうな顔をしている。
そして、言った。
「ねぇ岳…ブルー達があがったら……その、一緒に入ってくれる?」
おわり
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ホモ専門なので、白テトムはめったに書かないのですが、カップリング的には好きなので、近々レズものを書くかもしれません…
コメントはとことん黒いですが、本編は全然たいしたことないですね♪えへっ♪
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